都会では味わえない介護職の魅力
高齢社会となった日本では、介護職は都会だけではなく田舎でも需要がある仕事として知られています。そんな介護職が、田舎で働く魅力として挙げられているのが、必ずしも資格が必要ではないという点です。一般的に介護職として仕事をする場合、関連する資格を取得しておいた方が転職に有利だったり資格手当をもらえるなどのメリットがあります。ただ田舎の場合は資格を取得していなくても人手不足に悩んでいる介護施設が多いため、転職に不利になるということはありません。資格手当に関しては設定していないところもあるので、むしろ資格を取得していない人にとっては田舎の方が仕事がしやすいというケースも多いです。
また、都会で介護職の仕事を探す場合、経験や資格の有無を確認されることが多々あります。田舎の場合は、経験や資格の有無も大切ですが、それ以上に人柄やコミュニケーション能力を重視する介護施設が多いとされています。これは、田舎の介護施設だと人同士のつながりを重視する傾向が強いためだと考えられており、まずは人柄が良くて高齢者と話ができるかどうかが大切だといわれているのです。そのため、介護職としての経験が浅い人でも人柄やコミュニケーション能力に自信がある場合は、田舎の方がより自分の能力を活かせるという魅力があります。ほかにも、あまり時間に追われることなくゆっくり仕事をすることができる点や、地域の人たちの援助を受けやすい点など、都会にはない田舎ならではの魅力も挙げられています。